文系組み込みエンジニアのJINOZAです。
昨今リスキリングが盛んに叫ばれています。「時代に合ったスキルを学び直しによって身につけよう」ということですね。
リスキリング候補はいろいろあると思いますが、私は「組み込み開発」を候補の一つに入れてほしいと思っています。
ちなみに私は文系出身ですが、社会人で学び直しをして組み込みエンジニアになりました。
この経歴は今で言うリスキリングに該当するのではないかと思います。
ここでは経験に基づいて、リスキリングで組み込み開発に取り組む魅力をお伝えします。
リスキリングの候補に悩んでいる方は是非参考にしてください。
成り手が少ない
正直、「組み込み開発」という分野を知らないという方も多いのではないかと思います。組み込み機器自体は生活必需品レベルで溢れていますが、それらを作る側の仕事について知る機会が少ないこともあるのでしょう。
webやアプリは普段から触れる機会があるのでイメージがしやすく、それらに関連する仕事も人気があります。だからこそ組み込み開発は成り手が少ないので、逆にチャンスがあるとも言えます。
「チャレンジしたいけど難しそう」と思われるかもしれません。
正直に言うと、簡単ではありません。
理由の一つとしてソフト、ハード両方の知識がそれなりに必要なので、網羅する範囲が広いことが挙げられます。しかし、その分参入障壁が高いと言えるので、ある程度のレベルに到達すれば重宝される人材になれる可能性があります。
組み込みはおもしろい
組み込み開発というと、「そもそも何なのか知らない」や「地味そう」といった声が聞こえてきそうですが、腰を据えて真面目に取り組み続ければ、おもしろさに気づく瞬間があります。
例えば「LEDを一定間隔で光らせる」という簡単な回路でも、実機が自分の意図した通りに動くと嬉しいものです。基本的にはハードありきなので、現物で動きが確認できるのでモチベーションに繋がりやすいです。
勉強したことを業務でアウトプットして、また勉強というサイクルを回すことで、どんどんエンニジニアとして成長することができます。成長が実感しやすいことも組み込みエンジニアの魅力です。
また、経験が深まってくるにつれ、「あれもこれも試したい」といったエンジニアとしての欲が芽生えてきます。エンジニアとして正しく成長できている証拠です。
今後に期待
組み込み開発と半導体業界は密接な関係があります。組み込み開発において半導体は欠かせないものだからです。
かつては半導体で世界をリードした日本でしたが、近年では海外勢が主役となり、その勢いを失いつつありました。
そのような状況を打開するために、TSMCの誘致や、ラピダスの立ち上げといった最先端半導体産業が日本で興りつつあります。
このような機運を受けて半導体業界は盛り上がっていくことが予想されます。
勢いのある業界に仕事が多くあるのは必然なので、組み込み開発のスキルを身に付けておくことは有望であると考えます。
まとめ
・リスキリングに組み込み開発という選択肢を。
・成り手が少ないので、それなりのスキルを身につければ重宝される存在に。
・実機が自分の考えた通りに動いた時の喜びは得難いものです。組み込み開発の面白さに気づくことでしょう。
・半導体業界は盛り上がることが予想されるので組み込み開発のスキルは将来有望。
コメント